刺身だけじゃない! 船橋市場で買うマグロの美味しい食べ方
刺身といったら、多くの方の頭に浮かんでくるのは「マグロ」ではないでしょうか。赤身、トロなど生でいただくことが多いマグロですが、実は様々な部位を隅々まで楽しめる食材なんです。おすすめの美味しい部位からその食べ方まで、マグロの新しい魅力をお伝えします。
船橋市場で手に入るマグロ
船橋市場では一年を通して美味しいマグロが手に入ります。本マグロにインドマグロ、メバチ、キハダ、メカジキ、マカジキ…挙げていけばきりがないですが、タイミングによって様々な種類が並びます。
市場の中でもとくに多くの業者が取り扱っておりその数は23店舗。年末には解体ショーをやっていたり、珍しい部位が売っていたりとマグロ好きは一度は足を踏み入れるべき空間です。
これがおすすめの部位だ!
今回はマグロ一筋36年の「有限会社 加平分店」の大野さんからおすすめのちょっと珍しい部位について聞いてきました。これを食べて新しいマグロの世界に踏み出してみませんか?
①脳天(ツノトロ)
ちょっとすじ張っているけれど、ほどよく脂がのって美味しい部位。トロに近い味ですが、歯ごたえがありちょっと違った脂ののりが楽しめます。おすすめの食べ方は串焼き。ほどよく脂を落としていただきます。
②テッペン
脳天の間、頂点に位置する部位。骨ばっていて可食部が少なそうですが、焼いて焼肉のたれをたらせば子供が大好きな骨付き肉に変身します。
③頭肉の身あら
マグロの頭部になるちょっと固めの部分。煮ても焼いても美味しいです。
④ほほ肉、ほほウラ
筋力が強い部位なので、火を通し少しやわらかくステーキのように味わうのが一般的。ほほウラと呼ばれる部位は筋がほとんどなく、スライスして刺身にしにんにく醤油をつけて食べるのが美味しい部分です。
⑤目玉(その周りの白い部分)
ちょっと遠慮したい、、、という方もいそうな部位ですが、非常に栄養価の高い部位。DHA、コラーゲンが豊富なため、カマ焼きなどで出てきたときには思い切って食べてみましょう!
船橋市場で買うマグロの良いところ
船橋市場は駅からも近く一般の方の出入りも自由に行えます。そのため卸し向けの販売だけでなく、小売にも力を入れているお店が多いのが特徴。専門店の仕入れた良いマグロが直接買えるなかなか珍しい市場なんです。
ちょっとこだわりたい夕食やお祝い事に、ぜひ船橋市場のマグロを食卓にどうぞ!
今回お話を伺った業者さん
有限会社 加平分店
大野嘉俊さん
高校卒業後に父親が営む同店に入り、36年。父親から直接教わったという目利きで美味しいマグロをお届けしています。