飲料が1缶40円!? 箱買いするなら「安く、親切に」が合言葉の田中園へ!
地域のお祭りや会合などがあると決まって配られる、お茶などの飲料。一度に沢山買うからこそ、安く仕入れたいですよね?今回はそんな需要にうれしい、船橋市場の“安さ”が魅力の食料品店を取材してきました!
箱買いするなら圧倒的にお得! お祭りや寄り合いにはピッタリ
お話を伺ったのは船橋市場の食料品店「田中園タナカ」の田中さん。
昭和40年に創業した同店、当時はお茶屋さんでした。船橋市場に拠点を構えたのをきっかけに、当時は珍しかったカルピスやネスコーヒーを仕入れ、その安さから「カルピスとネスコーヒーの値段は田中園で相場が決まる」といわれていたほど。当時から筋金入りの安売り店でした。
お店の自販機には80円台のお茶やジュースが並び、箱売りの商品は1缶40円台のものも。お客さまの需要を見極めて、一度に沢山仕入れるなどの工夫がこの安さにつながっているのでしょうか。
「安く、親切に」が合言葉。圧倒的なお客様視点が人気の秘密
確かに一度に大量の仕入れを行えば、そのぶん単価は下がるのは想像できます。田中園でも、10トントラック一杯になるほどの仕入れをすることもあるのだとか。しかし安さが魅力のお店は他にもたくさんあります。
そんな中で田中園が人気を誇る理由はお客さまに対する心構え。合言葉でもある「安く、親切に」がそれをあらわしています。
象徴的なエピソードがあります。
バブルがはじけた時期。食料品や日用品の買い占め騒動で多くの小売店が商品の値上げをしました。需要が高まるため値段が高くても売れたこの時期、田中園は一切値上げをしなかったそうです。
「いずれ商品は入ってくる。今値上げして信用を落とす必要はない」
と判断した田中さん。辛抱強く商売を続けたことで、
「この時にお客さんがついてくれた」
といいます。
「安く、親切に売らないとお客さんはついてこない」
この心構えこそが、田中園が愛される安売り店である秘密だったのです。
お客さまのためのアイデアはどんどん出てくる! これからも楽しみにして欲しい
運動会用に100ケース(1200缶)の注文があった際には、冷たい飲料を飲んでもらいたいからと、市場の大型冷蔵庫の利用を頼んであげたり、お祭り用の陳列台を無料で貸し出ししたりと、様々なお客さまニーズに応えています。
「この後もやりたいキャンペーンが沢山あるし、楽しみにして欲しい」
と語るその姿勢に、本当に楽しんで商売をされていること、そして本当のお客さま視点を持っている方だということが伝わってきました。
今回取材したお店
店名:株式会社 田中園タナカ
詳細:https://funabashi-ichiba.jp/relation/5148/