強い・安い・うまい! 究極食材ホンビノス貝の魅力
船橋の特産品といっても過言ではない食材となった「ホンビノス貝」。船橋市民には馴染みも多いこの貝ですが、実は非常に優れた究極の食材だったこと、ご存知ですか?
ホンビノス貝は究極の食材だった!
ホンビノス貝が船橋周辺で食べられるようになったのはここ10年ほどの出来事。食材としての歴史は浅いようです。 ただ、見誤るなかれ!すばらしいのはその食材としての能力の高さ。こんなに大きな特徴があるんです。
- ●生命力が強く、購入してから一週間は保存できる
- ●通年で獲れるため、価格が安い
- ●ダシが良く出るため様々な料理に活用できる
生命力が強く、購入してから一週間は保存できる
外来種でもあるホンビノス貝は生命力が非常に強く、水揚げされてからでも一週間程度は保存ができると言われています。さらに驚きなのが「水につけていなくとも良い」という点。これにより輸送の手間も少なく、それが価格の安さの一因にもなっています。(下の写真はハマグリです。)
通年で獲れるため、価格が安い
通称“白ハマグリ”と呼ばれるホンビノス貝ですが、ハマグリとの大きな違いは獲れる時期。2~3月が旬のハマグリに比べて、ホンビノス貝は1年間かけて獲れます。一度に獲れる量も多く前述のように輸送の手間も少ないため、非常に価格が安くなります。ちなみに船橋市場での参考価格は300~400円/kg。ハマグリやアサリと比べても半分以下の値段です。
ダシが良く出るため様々な料理に活用できる
食材として優れている点はもちろん「味」にあります。塩気が強く、ダシがたっぷりとれるので、お湯で茹でただけでも十分に美味しいんです。主な調理方としては、浜焼きや酒蒸し、クラムチャウダースープなど。また貝類の調理には必須の「砂抜き」とも無縁なのも特徴。ほとんど砂が出ないので調理の手間も少なくて済みます。
これほどまでに良い点が揃った食材であるホンビノス貝。一度買って食べてみれば、あらゆる面でその魅力が感じられることは間違いないでしょう。
ホンビノス貝は宝の山? 船橋のゴールドラッシュ到来か!
「ホンビノス貝の発見と隆盛は“船橋のゴールドラッシュ”です」とは、船橋市場でホンビノス貝の卸業を行っている新生水産の青木さんの言葉。「美味しくて価格も安くて、よく獲れる。こんなにもメリットばかりの食材は他にない」と言います。確かにメリットたっぷりのホンビノス貝。船橋に新しい富(魅力)を見出してくれるものなのかもしれませんね。