新米の季節! 船橋市場の米屋に聞くお米の美味しい食べ方
秋になり、今年も新米が美味しい季節になってきました。青果や水産物を扱う船橋市場の関連棟にも実はお米の専門店があります。今回はその専門店「米のコイシ」の古川さんに、お米の特徴や美味しい食べ方について伺ってきました。
今年の新米を美味しく食べるポイント
秋口になるとよく聞くようになる「新米」。そもそもこの「新米」は他のお米と何が違うのでしょうか?
一般的に8月の下旬から年内までの4ヶ月程度の間に店頭に並ぶお米のことを「新米」と表現します。この新米の特徴はなんと言ってもとれたて(収穫したて)であること!水分を多く含んでおり、香りが豊かでツヤがあり、味も良いと言われています。
さて、お米としての状態が良い新米ですが、美味しく食べるためには2つのポイントを押さえておきましょう。
・精米したらすぐに食べること
・炊飯の際には水分量を調整すること
精米したらすぐに食べること
新米の香りがもっとも際立つのは「精米したて」の状態。精米したてのお米からは甘い香りが広がり、炊いたときの味も良くなります。
古川さんいわく「米の美味しさは炊飯器の良し悪しよりも、精米してからの時間が決める」とのこと。できれば精米即日に食べるのが理想的だそうです。
新米なのにあまり美味しくない、なんてことを防ぐためにはパッケージに記載されている精米日をチェックしてみましょう。
炊飯の際には水分量を調整すること
新米は水分を多く含むため通常、炊飯器の目盛りより水を減らして炊くのがオススメなんだとか。ただ、新米も野菜や果物と一緒で年によって特徴があります。今年(2016年)の新米は水分が少なめなので、目盛りどおりの水分量が良いのだそうです。
こうしたお米の状態についてはお米屋さんに聞くのが一番。市場ではお米の専門家から用途にあったお米の炊き方も教えてもらえますよ。
今、オススメのお米はコレだ!
古川さんによれば、今年のオススメは魚沼産と富山産の「コシヒカリ」なんだとか。その理由はずばり「冷めてからでも美味しい」から。日本人好みのもちもち感と香りが冷めてからでも続くため、美味しいんだそうです。
自分好みのお米を見つけよう
とはいえ、味の好みは人それぞれ。同じブランドでも産地や時期、もっと言うと同じ産地の中のどのエリアで生産されたかでも味が変わってくるんだそうです。もし「これは自分好み」というお米を見つけたら、ブランドだけでなく産地と生産者名をチェックしておきましょう。お米屋さんでそれを伝えれば探してもらえるかもしれません。
その場で精米できます!
「米のコイシ」ではお客様に好みのお米を見つけてもらうために、店頭で1kgから精米を受け付けています。さまざまな種類のお米を買ってちょっとずつ精米、そしてその日のうちに炊いて食べてみることで“あなた好み”の美味しいお米を見つけることが出来るかもしれませんね!
今回取材したお店
店名:米のコイシ(小石産業株式会社)
詳細:https://funabashi-ichiba.jp/relation/5111/