船橋市地方卸売市場について
船橋市場の開設前における生鮮食料品の流通は、主として市街地に分散する11の民営青果市場と、JR船橋駅前の南北にあった2つの民営魚市場を拠点として供給が行われておりました。
本市は、京葉地帯の中央部に位置する首都圏内の主要都市として恵まれた立地条件から、市街地化と消費人口増加等により市勢は急激に発展し、既設の市場では規模的にも交通上からも、また、都市機能の点でも飽和状態にありました。
このような状況から、本市においては中央卸売市場建設計画の検討に入りました。一方、市場関係業者においても、市場の統合による円滑な生鮮食料品の流通改善を図る気運が盛りあがりました。その結果、昭和39年度に中央卸売市場法に基づく中央卸売市場の開設計画を策定し、翌昭和40年度から4ヵ年継続事業で総事業費41億円(用地費約20億7千万円、建設費約20億4千万円)の計画をもって事業に着手し、昭和44年3月をもって完成しました。
一方、市場関係業者の入場経過は、青果物関係業界については卸売業者1社とし、旧11民営市場の営業権を譲り受けて新会社を設立することで協議が整い、成立しました。そして、昭和44年5月に農林水産大臣の卸売業務の許可を受け、更に、仲卸業者、売買参加者も決まり、同年5月23日に業務を開始しました。
また、水産関係業界については、入場に際し諸々の問題が生じましたが度重なる協議の結果、南北両民営魚市場各々を主体とした卸売業者2社で設立するという調整がまとまり、昭和47年6月に農林水産大臣の卸売業務の許可を受けました。更に仲卸業者も決まり、同年6月20日に業務開始がなされ、関連事業者も整備されました。ここに、船橋市はもとより千葉県内における生鮮食料品の広域的な拠点市場として全面的に活動を開始しました。
なお、その後施設が老朽化・狭あい化し、場内の混雑緩和と市場利用者の利便を図るため昭和58年度に青果仲卸店舗の新築整備、昭和61年度には水産物部の増築等の施設整備を行い、更に、平成5年度水産物部仲卸店舗の増改築、平成6年度冷蔵庫棟増築、平成7年度水産青果物配送加工センター新築整備を行うなど、施設の近代化を図ってきました。
そして、さらなる市場の活性化を図るため、平成26年4月1日から「地方卸売市場」に転換しました。
市場のイメージソングについて
船橋市在住のアーティスト横洲かおるさんによる作詞作曲でアレンジ・ピアノはRyo Okumotoさんです。
下記をクリックすると曲が流れます。音量にご注意ください。