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若手からベテランまで、市場を支える水産物卸売業者さんに話を聞く!

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  • 投稿日:2018年02月13日

 

船橋市場の場内地図を見ると、ちょうど真ん中部分に「水産物部仲卸店舗売場」があります。ここには業者の方はもちろん、一般の人も気軽に魚を購入できる仲卸店舗がたくさんあります。普段あなたが利用している街の魚屋さんの多くは、ここで魚を購入しています。

この仲卸店舗に毎日美味しい水産物がそろう理由は「漁師さんが新鮮な魚を獲ってくるから」だけではありません。今回は、仲卸店舗と漁師をつなぐ立役者である「水産物卸売業者」さんが主人公です。

お話をうかがったのは船橋市場の水産物卸売業者、船橋魚市株式会社の皆さん。
入社30年の大ベテラン、営業一部部長の川戸隆さん。
入社20年、営業一部営業2課主任の宮本幸成さん。
入社1年目、営業一部営業2課の中里涼輔さんの3名にご協力いただきました!

入社してもうすぐ1年、毎日頑張っています!

中里涼輔さんは、学校の紹介で昨年4月に船橋魚市株式会社に入社。現在新人見習いとして勉強する毎日です。

中里涼輔さん(左)と川戸隆さん(右)

市場と言えば、競りを連想する人も多いでしょう。
船橋市場でもマグロの競りが行われていますが、他の水産物は競りを行わず、仲卸業者に一対一で販売をします。
中里さんが所属する営業2課が担当するのは「特種」。貝類や高級魚などの寿司だねを取り扱っており、直接販売する方式の「相対販売」が基本になります。

社員の皆さんはそれぞれ担当する地域や魚種がありますが、それは見習い期間を経て競り人としての免許を取得してから。
実際には競りを行わなくても競り人として認められなければ担当を持つことができないため、今はベテランの先輩方の手伝いをしつつ様々な経験を積んでいます。

そんな中里さんの一日はとにかく早い!
朝2時過ぎには起床し、港などから運ばれてくる水産物を受け取り卸売場に並べます。

朝はフル稼働で魚を運んでいます

「売れ残った魚は、直接仲買さん(仲卸業者)に売りに行くこともあります」と中里さん。
「目上の人ばかりで、言葉遣いも難しいです。」と本音もポロリ。

販売が落ち着くと、市場内の管理棟3階にある会社事務所に戻り事務処理を行います。
業務上よくやり取りをするのは、荷主さんや商社の担当者。荷主さんは各漁港におり、水産物を市場に出荷する仕事をしている業者さんです。普段から電話などで情報を収集したり共有をしています。

仕事が終わるのはお昼頃。19時から20時には就寝します。
一般的な仕事とは生活リズムが異なりますが、「早く帰れて午後に時間があるのは嬉しい」と話してくれました。

卸売業者として一人前になるには10年かかると言われています。18歳の中里さん、卸売業者としての人生はまだスタートしたばかりです!

 

美味しい魚が分かると、自分も家族も嬉しい!

水産物卸売業者として大切なことは、魚の目利きです。
中里さんや宮本幸成さんが所属する営業二課(特種)は、お寿司屋さんに並ぶ高級魚も取り扱います。
相場を考えるのも大事な仕事の一つ。
例えばアジの場合、1キロ500~600円のものと、1キロ数千円するものがあります。
価格は漁獲量が少なければ高く多ければ安く、季節やその日の気温によっても変動することがあります。
そして、もちろん品質を見抜く力も必要です。

この道30年の川戸隆さんは、美味しい魚があれば時々家族のために買って帰るそう。

この仕事にやりがいと誇りを持っています

「良い魚は、高くてもやっぱり美味しいですよ。
家では一匹丸ごとさばいて刺身にします。
時間が経てば味が落ちてしまうので、持ち帰ったその日に家族と食べるんです。
子どもは家で美味しい魚を食べ慣れているので、外で食べたらきっとその味の違いに驚くでしょう。」

入社20年の宮本さんも、「この仕事の良いところは、美味しいものが食べられることですね」と笑顔。

宮本幸成さん

魚の目利きが出来るようになることで、美味しい魚が分かるようになります。
お客様に対してももちろんですが、まず自分自身や家族が美味しい魚を食べられることで喜びを感じる、それが大事であり楽しみでもあるのだそうです。

魚の目利きは簡単ではありません。しかし、それができないとお客様に魚の情報を伝えられず商売にならない。これは覚えようと思ってもすぐに覚えられることではなく、若い頃から経験を積むことで出来るようになるのだと、川戸さんと宮本さんは話してくれました。

 

船橋の食生活を支える仕事に誇り

現在、船橋市場における水産物の取引高は120億円ほど。ピーク時と比べると、水揚げ量も流通する量も大きく減っているそうです。
しかしそれでも大きな額であることは確か。卸売りの仕事では、まとまったお金を動かすことも珍しくありません。「売り上げの貢献を実感できることは、この仕事のやりがい」と川戸さんは言います。
そして「この仕事を通じて船橋市民の食生活を支え、人のためになっているということ、それに誇りを持っています」とはっきりと話す姿は、長年携わったこの仕事に自信があるからこそ。
実は魚はまだちょっと苦手だという新人の中里さんも「早く一人で魚を売れるようになりたい」と前を向く姿が印象的でした。

インタビューを盛り上げてくださいました!

1月2月は1年を通じて一番魚が少ない時期。
気温が上がり、鯛がたくさん並ぶようになったりカツオが売れるようになると春を感じるのだとか。
寒い日はまだ続きますが、船橋市場でも少しずつ季節の移り変わりを感じる食材が並び始めています。
一足早い春の訪れをお魚で実感するのもまた良いですよね。

今日も、水産物卸売業者のみなさんは夜が明ける前から厳しい目で魚を見ています。
彼らが選んた質の良い美味しい魚を、ぜひ味わってみてください。

 

今回取材した会社

●船橋魚市株式会社

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