最近スーパーやコンビニに行くとよく目にする「カット野菜」。そのまま炒め物にしても良し、スープの具材にしても良し。料理を作る際のひと手間を省いてくれる便利な商品です。 今回ご紹介するのは船橋市場に野菜の加工会社として約15年前から会社を構える株式会社ヤオハル。主力商品はカット野菜! 代表取締役の五十嵐 実博さんにお話を伺いました。
ヤオハルがカットした野菜は、食品会社や施設、メーカーなどに納品します。 にんじん、きゃべつ、かぼちゃ、ピーマン、ゴボウ、長ネギ、じゃがいも、大根…これら様々な野菜を、要望に応じた切り方でカット。お客様に納品後は、煮物や鍋、炒め物など幅広い料理に調理され、消費者の元にわたります。
先日、有名コンビニの秋の新商品もヤオハルのカット野菜が「秋のサラダスイーツ」に使用されたということで社員さんが買ってきたそう。こうやって商品化となって帰ってくると嬉しさもひとしおだとか!
カット野菜は、たくさんのメリットがあります。 例えば飲食店の場合、下処理に要していた人件費の削減、野菜の保管在庫スペースの縮小、過剰在庫もなくなります。メニューアイテムが増え、下処理にかかっていた時間を他の作業に充てることができます。
五十嵐社長がそんな「カット野菜」に着目したのは、ある意味偶然でした。 ヤオハルはもともと八百屋さん。初代は小売業をしていましたが、ボランティア精神が旺盛すぎて経営が傾き、息子の五十嵐実博社長は21歳の時に会社を継ぎました。 (※当時の八百屋「八百春(やおはる)」を舞台にした映画が1989年に公開されています。船橋市場も映画に出てきますので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね!)
「私は当時別の会社で働いていたのですが、突然父から電話があったんです。『会社がヤバいから、戻ってきてくれ』と。それからは必死でした。当時はバブル期でしたが、我が家はどん底。銀行に目を付けられてブラックになってしまい、差し押さえられてしまったほどです。
そんな時、船橋市場で卸売りをしている大和青果の先代社長が『玉ねぎを剥くのはどうか』と声をかけてくれました。これが当社の野菜加工の始まりです。」
またある時は、松前漬けを作る会社から「機械は貸すからにんじんを切ってから持ってきて」と言われたそう。こうやって少しずつ目の前の仕事をこなしていき、だんだんカット野菜に重点を置くようになったと言います。
ヤオハルの野菜カットの依頼は、主に食品関連の企業からです。 ただ最近は少年野球チームのバーベキューや学校バザーの屋台など、団体向けのもので相談があれば対応しています。個人の依頼は受けていなかったのですが、船橋生まれの五十嵐社長は知り合いが多く、徐々に口コミで広がっていったそう。
カット野菜は、カレーや豚汁、焼きそば、いも煮などを作る際に重宝されます。 「最近の主婦の方は仕事を持っている人も多く、昔ほどイベント時の料理に時間をかけられない。無駄なく効率的に材料を準備するのにピッタリなんですよ」と社長。
よく「キャベツ〇玉分をカットしてください」という依頼を受けるそうですが、ヤオハルでは「カットキャベツを〇〇㎏分」として納品します。
キャベツ一玉と言っても、大きなキャベツから小さなキャベツがあり、また芯など破棄する部分も出ます。ちなみに、10キロ分の野菜からカット野菜として出荷できるのは一般的に約6.5キロ分になるそう。 カット野菜を〇〇kg分というのがぴんと来なければ、「一人前50g使用すると、合計何キロ分になるのか」で計算してもらっているのだとか。 イベント時に大人数の料理を作る際、たくさんの野菜の下処理で困っていた方、一度ヤオハルに相談してみてはいかがでしょうか。
ヤオハルの野菜加工場は船橋市場の敷地内にあります。正門から見ると海老川を超えたエリア、西門や北門に近い場所です。
加工場に案内をしていただきました。食品を扱うため衛生管理は徹底しています。清潔な作業服、長靴、キャップ、手袋を装着、そして全身に消毒を。加工場では60人以上、繁忙期は90人近くの人が働き、機械の力を借りながらたくさんの野菜をカットしています。
野菜は料理によってカット方法が違います。じゃがいもの皮むきは最初は機械で行いますが、細かいところは人の手が重要です。ピーラーを使ってつるんと綺麗に剥いていきます。玉ねぎなら1ミリにスライスすればサラダに、5ミリなら炒め物向きに。皮をむくだけ、半分にカットするだけという要望もあります。
カットした野菜は依頼によって少量でパック詰めされたり、真空パックにしたり、トレイに乗せたり、大袋に入れたり。カット野菜を注文した会社が使いやすいように工夫をしています。
従業員の方は若い人からベテランさんまで、外国の方も多くいらっしゃいました。皆一心に丁寧に野菜を取り扱う様子が印象的でした。
ヤオハルの看板や運送トラックには「51-40」という数字が書かれています。これは八百屋さんの仕事をしていた頃に使っていた、自分のお店をあらわす番号とのこと。 経営が傾いて苦労した過去、そこから多くの人に支えられ努力したから今がある。そういった初心を忘れないよう、社名と並べて「51-40」と大きく記されています。
小さな八百屋さんから、カット野菜という加工に特化した企業に。社長のお話を聞いていると、カット野菜の奥深さや大きな可能性を知ることができました。 私たちがスーパーなどで手にするカット野菜も、もしかしたらヤオハルが加工した野菜かもしれません。 船橋市場には、地域の絆を大切にしながら飲食店や食品会社を支える、こんな野菜加工会社もあるんです!
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