本日のお品はコレ! 生タコの足です。
普通、タコの刺身といえばボイルの真ダコを使います。いつもの色鮮やかな赤いタコがアフリカ産で、小豆色が国産というのが一般的なんだとか。
なので、市場で扱うタコの大部分はボイルの真ダコですが、活けの真ダコや水ダコの生タコ足もそこそこ並んでいます。そういえば、年末の市場には酢ダコや水ダコもたくさん並んでいましたね。
最近、タコの価格が上昇していて、特に上物のアフリカ産ボイル真ダコはビックリ価格になってしまいました。
そこで、今回は少しお得な水ダコの生タコ足を刺身でいただきます!
この足は北海道産の水ダコ。一本まるごとで重さは750グラムでした。
足の太さと吸盤の大きさがスゴイこと。 ヌメヌメしていてつかむのが大変です。
1本では多すぎるので、一度に食べる分だけ切って皮をむきます。
まな板に吸盤を押し付けて固定して・・・
包丁で皮に切れ込みを入れながら回転させると・・・
皮がむけました。 白い身の部分を薄く切って刺身にします。
盛り付けました! よく切れる包丁でないと上手に切れません。
お味のほうは、薄く切っても適度に弾力があって、トロッとした甘みがジワジワ~と感じられ、いくらでも食べられそうな予感~
う~ん、ウマイを3連発しちゃいます!!!
生ダコ刺しは普通の居酒屋ではめったに出てきませんが、自分でチャレンジすればいつでも食べられますよ。
鮮度がいいから3日くらい普通に持ちますので。
残った皮ですが、吸盤に雑菌や汚れが残っているかもしれませんので、しっかり塩でもんで加熱したほうがいいと思います。
塩もみして水洗いしてヌメリを取って、熱湯を注いでしばらくかき回して・・・
冷水に落としてから水気を切って、適当に刻んだら出来上がり。 そのまま食べても酢の物に入れてもバッチリです。
水ダコの皮の湯通しは、吸盤のコリコリ感と皮のフニャフニャ感のバランスが絶妙です。
生タコ足を扱うお店では、青い発泡ケースに足2本入りで置いてありますが、たいてい一本単位で購入できるはず。
だけど、包丁が良く切れる状態でないと皮むきも薄切りも大変かもしれません。普通の包丁でもしっかり研いでおけば大丈夫なので、自分で生タコ刺しにチャレンジしてみませんか。
色々なタコに出会えるところが市場のいいところ。
皆さんのご来場をお待ちしています。
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