本日のお品はコレ! イシガキフグです。
※先日「ネズミフグ」という名前で紹介しましたが、トゲをよく調べたら「イシガキフグ」でしたので、訂正しました。箱ちゃんはシロウトなのでゴメンナサイ。
魚屋さんから面白い魚が入荷したと声をかけられました。
箱には「ハリセンボン」と表示されていましたが、大きさやその姿、トゲの長さからおそらく近縁種の「イシガキフグ」ではないかと。
まあ、どちらにしても珍しいことには変わりはなく、トゲがいっぱいでどうやってさばくのか調べちゃいました。
ハリセンボンの仲間は、主に沖縄で食されていて、どれも一緒くたに「アバサー」と呼ばれ汁物に使われているんだとか。
大きな魚体でも食べられるところは少ないので、刺身には向いていないとのことですが、そこは箱ちゃんですから刺身にチャレンジしちゃいます。
名前に「フグ」が付くように、ハリセンボンの仲間はフグの仲間でもありますので毒が心配ですが、無毒とのことなので大丈夫のようです。もちろん自分でさばくなら、寄生虫を含めてどんな魚でも自己責任ですが・・・
目方は2キロ半もあってデカイことデカイこと。 トゲは皮に埋もれて倒れていますが触ると痛いです。
口の周りに切れ込みいれて、背中を開いていきます。 皮は厚くて丈夫で、トゲに当たって切りにくいこと。
皮と身は簡単にはがれます。 トゲが邪魔なときはキッチンばさみでやっつけちゃいました。
グロくて申し訳ありません。 皮を「脱いだ」状態です。
目玉と胸ビレをくり抜いた跡がわかりますね。 バックがゴチャゴチャしているのは見なかったことに・・・
頭でっかちですね。 身は骨の周りにほんの少ししかありません。
三枚になったところ。 食べられる部分は数十グラムというところですね。
形を整えました。
盛り付け完了! これで半身分です。 身が小さすぎて形が整いませんでした。
お味のほうは、身がプリプリしていて全く繊維が感じられませんが、甘みが強く中々の美味しさです。
でも、刺身では食べられる部分はホントに少ないので、コスパはえらく低いからお勧めできないかも。
こちらはキモと身の大きさ比べ。 キモはデカいですよ。
「アバサー汁」の準備です。 目方的にはやっぱり汁物に向いているようですね。
水から煮て、味噌を溶いただけ。 野菜は小ネギを散らしただけです。
う~ん、アバサー汁はウマ~イの3連発!!! 美味しくて美味しくてビックリしました。
結局、鍋いっぱいの具を骨までしゃぶり尽してしまいました。
イシガキフグなどハリセンボンの仲間はやっぱり汁物でいただくのがベストですね。
写真はありませんが、まだトゲの残った皮を保管してあるので、これからどうするか検討中!
何か出来上がりましたら更新しま~す。
珍しい魚がいっぱいだから市場っていいところ。
それでは皆さんのご来場をお待ちしています。
魚をこよなく愛する箱ちゃんが旬の魚や美味しい食べ方を発信!
アカザラガイ ~赤皿貝・アカサラガイ~
本日のお品はコレ! アカザラガイです。 アカザラガイは、ホタテと同じイタヤガイの仲間で、生食できる美味しい二枚貝です。 殻ホタテは通年売場に並びますが、最近、珍しいお仲間たちが入荷するので、売り場歩きがと […]
ブドウエビ ~ヒゴロモエビ・緋衣海老・珍しい海老です~
本日のお品はコレ! ブドウエビです。 このブドウエビの正式名はヒゴロモエビなのですが、市場ではブドウエビと呼ばれるのが普通です。 本名がブドウエビという別種のエビがいますが、売り場に並ぶことはなく、このヒ […]
エゾギンチャク ~ババノテ・エゾキンチャクガイ~
本日のお品はコレ! エゾギンチャクです。 エゾギンチャクは、ホタテ貝の仲間ですが売場に並ぶことはめったになく、とっても珍しい貝です。 しかも、売場では「ババノテ・ババの手」と表示されて売られていて、「婆の […]
箱ちゃんの晩酌 ~番外編だよ・石鯛~
本日は番外編、箱ちゃんの晩酌です。 今回は、石鯛で一杯やりました。 最近、売り場には毎日のように石鯛が並んでいます。 シマ模様がはっきりしている小型サイズから、模様が消えてしまう大型サイズまで選び放題かも。 […]
ノドグロ ~アカムツ・赤ムツ・高級魚だよ~
本日のお品はコレ! ノドグロです。 正式名はアカムツですが、メディアで人気のノドグロの呼び名のほうがよく知られているかも。 ノドグロは、これまで何度か紹介しましたが、お値段的には超がいくつも付く高級魚なの […]