「三橋商店」&「田中園タナカ」に伺った、年末のイチオシ食材!
船橋市場が一年のうちで最も活気のある時期が近付いてきました。そう、もうすぐ年末年始がやってきます! 今年の締めくくりはちょっと食卓を豪華にしてみませんか?また新年のお祝いは家族や親せきも喜ぶ品々が出せたら嬉しいですよね。
市場で買えるものと言ったら「魚!」をイメージする人も多いかもしれませんが、船橋市場には年末年始にピッタリの食材が豊富にそろいます。今回は「三橋商店」と「田中園タナカ」の2店舗より、年末の一押し食材についてお話をうかがいました。
立派な数の子! 年末は伊達巻や蒲鉾などもそろう三橋商店へ
「三橋商店」さんは水産物部仲卸店舗売場の3号通路の、駐車場から見て一番手前にあるお店。ここは塩鮭やたらこ、明太子や魚介加工品を取り扱っています。店主の大田孝さんがお店を案内をしてくれました。
店頭にはお正月には欠かせない数の子がズラリ! 数の子は小ぶりの方がきめが細かく、コリコリとした食感がはっきりしているので、自分で食べるならそちらのほうがオススメです。大きい方は見栄えが良いため、贈答用をお求めならそちらをどうぞ!
パレットに乗せて運ばれている、バケツのような大きな容器に入った数の子も発見。-10~-15度で保存すると2年ほど持つのだとか。業者の方はこれを買って小分けにして売ったりお店に出したりしているそうです。その他に、三橋商店さんでは少量でのお取り扱いもあるそうですよ!
塩数の子は、塩抜きをしてから食べます。塩に浸かっていると一カ月くらいは持ちますが、塩を抜いたら保存期間は一週間ほど。年末に塩抜きをしてお正月に少しずつ食べてもいいですね。
年末の最後の週は、お正月に向けた食材を更に入荷する予定です。蒲鉾や栗きんとん、伊達巻や松前漬けなど。ここで買ったものをお重に詰めれば立派なおせちが出来上がります!
ちなみに、三橋商店さんでお正月に限らず常に用意しているものは鮭。一切れからでもお取り扱いがありますが、一匹丸ごと5,000円前後でも店頭に並んでいます。お願いすれば一匹を20切ほどに切ってもらえるため、年末年始親戚が集まった時に分け合っても良いですね。あぶりいわしや鯨ベーコンなど、酒の肴もありますよ!
三橋商店さんは店主の大田さんをはじめ、皆さん実に明るい人ばかり。
大田さんご自身は船橋市場で40年ほど働いていますが、10年ほど前にこのお店の店主を務めることになり、従業員の方々と一緒に三橋商店さんに移ってこられたそうです。
「やっぱり社長の人柄が良くて!」そうはっきりと答える従業員さんとは、固い絆で結ばれているように感じました。
気さくな従業員さん一同、年末年始に最適な最高の食材を用意してお待ちしています!
お餅、黒豆、昆布、お茶…豊富な品揃え! 田中園タナカ
続いてご紹介するのは「田中園タナカ」さん。市場にお店は二店舗あり、関連事業者店舗棟の真ん中あたりに位置しているのは乾物などを扱う「第一支店」。西側の一番角のお店が「第二支店」で、飲料を扱っています。今回うかがったのは第一支店。店主の田中寛明さんが案内をしてくれました。
お店の外側に山のように積まれていたのは、お正月用の鏡餅。お手頃価格のキャラクター付きの小さなものから、豪華な飾りが付いた大きい鏡餅もあります。
これらの鏡餅はパッケージを開けると鏡餅の形のお餅が入った充填型のタイプ(容器に隙間なくお餅が入っているもの)と、丸や長方形の小さな切り餅がたくさん入ったタイプがあります。コスパがいいのは充填型の方! 大きくてそのままだと包丁で切りにくいのですが、水を振りかけて電子レンジで数十秒加熱すれば包丁で簡単に切ることができます。
お正月に欠かせない黒豆(黒大豆)もあります。人気なのは粒が大きくて最高品種である丹波の黒豆。北海道産のものも扱っていますが、丹波の方が例年とても売れ行きが良いとか。
田中園さんでは黒豆以外も多くのお豆を取り扱っていますが、その多くが新豆。初物は水分が多いため茹で時間が短くなります。古いお豆と一緒に煮るのは失敗のもとですので、同じ時期に収穫されたお豆だけで煮るとムラなく仕上がります。
煮物やお雑煮の出汁として欠かせない昆布もありました。昆布は種類によって値段に差がありますが、根の方が肉厚で高級品。昆布巻きを作るのなら安すぎない昆布を選んでみてはいかがでしょうか。他にも、端切れの昆布はお買い得品です。家庭の出汁ならこれでも充分です。
美味しいお茶もそろっています。静岡茶は田中園さんの親族の方が生産・製造しているもの。
「常連さんにお寿司屋さんが多いので、よく売れるのが濃い味が特徴の『粉茶』。普通のお茶よりも細かい形状なんですが、茶殻は出るため急須でお茶を淹れます。一方で『粉末茶』は茶殻が出ないため、手軽さを重視する人にはこちらもお勧めです」と田中さん。
お茶を買ったら冷蔵庫には入れず、茶筒にいれ蓋を閉めて保管を。田中園さんのお茶は真空パックになっているため長く保存ができますが、開封してすぐに使い切らないようであれば少量ずつ手に入れると良いでしょう。
ここでは様々な調味料もそろいます。食材の選び方やお勧め品は店主の田中さんが豊富な知識をもとに詳しく答えてくれますよ!
年末年始、船橋市場は多くの人でにぎわいます。今年最後の買出しは、船橋市場に出向いてみてはいかがでしょうか。
ちなみに今年(2018年)の年末の船橋市場は、12月24日(月)から12月30日(日)まで連続して営業いたします。
駐車場は毎年大変混んでおりますので、ご近所の方は徒歩でのお買い物をお勧めします!
船橋市場は年末年始の買出しにピッタリの場所
最初にご紹介した「三橋商店」さんは水産物部仲卸店舗売場にあるお店の一つ。水産物部仲卸店舗売場には、他にも多くのお店が並びます。10時ごろには店じまいしてしまう店舗がほとんどなので、お買い物はお早めに。
「田中園タナカ」さんがある関連事業者店舗棟には、肉や乾物、飲み物、調味料、調理器具や資材を取り扱うお店や飲食店などが並びます。営業時間はそれぞれ異なりますが、お昼近くまで営業するお店が多いのが特徴です。
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