本日のお品はコレ! テングダイです。
売り場を歩いていたら、なんだか妙な顔した魚を発見! 模様は石鯛に似ているけど顔が全く違います。
魚屋さんに「テングダイ」だよって教えてもらいました。
名前の由来は、とんがった口がテングみたいに特徴的な形をしているからだからなんだと。
テングダイは、まとまって漁獲されないので商品として流通することはほとんどなく、今回もほかの魚に紛れ込んだ状態で入荷していました。
だけど、すごく美味しいとの噂は聞いていましたので、どんなお味か早速さばいてみましょう。
まだまだ小型のテングダイです。 かなり平べったい魚ですね。

ウロコ落としてエラ・ワタ抜きました。 出刃は4寸半を使いました。

小さいのに脂ノリノリ!! 皮は厚くて丈夫です。

こちらは皮を引いた背中側ですが、立派なエンガワガが付いています。

盛り付けました。 透明感のあるキレイな白身ですね。 エンガワも付けました。

お味のほうは、評判通りとっても美味しくてビックリしました。
テングダイは脂の甘みが強く、しっとりとした身で食感も良いから、この味はユニークな姿からは想像できないですね。どんな高級魚なのかしら~って感じです。
それと、エンガワの美味しさには感激しました。歯ごたえは普通ですが甘みと旨味が凝縮されている感じです。
今回さばいたのは小型サイズでしたので、もっと大きいサイズを試したくなりました。
テングダイの入荷はめったにないですが、こんなに美味しいのなら必ずゲットする魚に決定!
次の入荷が待ち遠しいです。
美味しい魚がいっぱいだから市場っていいところ。
それでは皆さんのご来場をお待ちしています。